こっちの家に帰ってくるといつも後悔する。ほんとのいえはどこなんだろ。
(友達の日記)
こっちの家に帰ってくるといつも後悔する。ほんとのいえはどこなんだろ。
(友達の日記)
(via ysc)
negy:
Gabriel von Max, ‘Der Anatom (The Anatomist)’, 1869
1日練習しなければ自分に分かる。2日練習しなければ批評家に分かる。3日練習しなければ聴衆に分かる。
アルフレッド・コルトー(フランスのピアニスト)
良い書体をさらによくすること
ネクスト・シリーズの制作背景について
小林章
Type Director Linotype GmbH
2009年10月19日 多摩美術大学
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・1980年代頃にデジタルフォントが普及しだした
・ライノタイプに入社してすぐにやったのがOptima nova
・ヘルマンツァップ作1980年にデジタル化された
・2002年にツァップと一緒に作った
・Avenir Nextこれももともと1980年にデジタル化されていた
・最近やったのがDIN Next、Neue Frutiger
・Neue Frutigerは今年(2009年)の7月に発売された
・武蔵野美術大学を卒業し写研に入社した
・ヘルマンツァップの自伝の中でカリグラフィーから始めたと書かれていたのを見てカリグラフィーから始めた
・U&lcの本文部門でCliffordが1st Prizeを獲った
・これをきっかけにヘルマンツァップと一緒に仕事をする事になった
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1.アウトラインの改善
・Optimaの比較
・元のOptimaは角が尖りすぎている
・尖りすぎているのは写植の影響
・デジタルとして使うには尖りすぎている
・Avenirの比較
・元のAvenirはObliqueのみだけだった
・Obliqueはノの部分が凹みすぎてる
・ObliqueはSが歪みすぎてる
・こういう違いはパッと見にはわかりにくいが大きく使うと明らか
2.スペーシングの改善
・OptimaのRegularとBoldの幅が同じでBoldが窮屈
・これも写植の技術的な問題が原因
・NovaはBoldのスペーシングがゆったりとして視覚的に均等になっている
3.カーニングの改善
・カーニングを調節する時は3文字で組むのがコツ
・2文字だと基準がないので難しい
4.ファミリーの追加
・DINはMittelschriftとEngschriftの2種類しかなかったので増やした
・デザイナーから元々要望があった
5.字種の追加
・OTFによって文字の数を増やす事ができた。
・アクセント文字や数字にもバリエーションを持たせている
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・昔のアイデアを今のテクノロジーで再現するということは書体に限らず色々な分野で行われている
・ツァップやフルティガーは改善のアイデアを持っている
・2人はまだ存命なのでコンセプトや理念を直接聞く事が出来るのでそれらを反映した正統な改善ができる
・HelveticaとUniversは白い部分(余白)を見れば分かる
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・書体デザインは錯視を理解していないといけない
・縦線と横線を数値上で同じ幅にしても均一に見えない
・上下中央に配置しても下がって見える
・同じ太さの線を2本交差させると真ん中が太って見える
・正円に見えるFuturaのOも上下左右の幅を調整されている
・Avenir NextのAも左右対称ではない
・読めるけどちょっとした不快感を覚える
・トラヤヌス帝の碑文が筆で下書きをしてから彫っているので左右で幅が違う
・見慣れている形の方が落ち着くので筆で書けない形は違和感を感じる
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Neue Frutigerについて
・Frutigerはシャルルドゴール空港のサインように作られた
・その後世界中で使われるようになった
・NYや日本でも使われている
・JRのサインの数字はFrutiger
・元々サイン用に作ったものなのでRomanはちょっと太い
・LightとRomanの中間が欲しいという声が多かった
・スペーシングも均一
・2001年にFrutiger Nextが出ていたがフルティガーっぽくないと思う
・フルティガー自身もあるインタビューであまり気に入っていないと言っていた
・2004年頃に2人で新しいバージョンを作る事を約束し2008年の4月から始めた
・まず全ファミリー、全文字をフルティガーがチェックした
・フルティガーはスケッチをせずハサミで1文字1文字を切って確かめる
・Nの真ん中の斜線が細かったので太くした
・これは筆で書いた時にそうなるから
・さらにアクセント文字も見直した
・フルティガーはコカコーラライトが好き
・フルティガーは体調が良くなくて倒れた事があったので今は右腕に赤十字を呼ぶボタンの付いたリストをつけている
・矢印のバリエーションを追加した
・ABCD…というならびだと分からないので普通の文章で組まれた状態で確かめる
・フルティガーは改刻がうまくいってご満悦
・このあとフルティガーはアトリエを離れ老人ホームに入った
・その後作ったUltra Lightを見せた
・フルティガーにプリントアウトしたnonのoのサイドベアリングが左右で60と61でずれていたのを発見した
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Q. 文字の造形にはタイプデザイナーの好みが反映されるのか?
A. 造形的な好みではなく書体として良い悪いの基準で判断している
一つ一つは細かい事だがそういったことがすべて改善された時に完成したと言える
Q. NeueやNextなどネーミングはどのようにつけているのか?
A. Linotypeではマーケティングの人が決めてる
Neue FrutigerはMの次ではなくEの次に出てくるようになっている